鼻くそポイ捨て機の映画日記

映画見ておもったこと。ネタバレします。

みた

永遠に美しくを見た。

 

開始30分ぐらいはなにこれ!?!?!?と思ったりしたしヘレンがかわいそうすぎて泣きそうになった。

今まで付き合ってきた男を全員取られて婚約者まで取られて…辛すぎる。私なら一人取られた時点で絶対縁切るのにとさえ思った。(そもそも取られる男がいないが)それでも親友の皮をかぶってたのは女の意地だろうか。

心を完全に壊してしまったのが見てて辛かったけどその後の展開が完全にコメディでしかなかった。

描写的にグロいな〜ってところもあったけど昔のCGだから笑える。今のCGだったらもう見れてなかったかもしれん。


女の意地vs女の意地に挟まれるナヨナヨ男の映画

どうしてもナヨナヨ男に腹立つな〜〜〜ナヨナヨ男が自分の意思をはっきり持ってたらこんな争いには発展しなかったと思う。映画の主題はそこじゃないけど。


最近の整形だったりアンチエイジングだったりの過度な美容への意識への皮肉が強く感じた。皮膚は剥がれ落ちてペンキに頼らないと色さえ保てない、生前(?)よりももっと醜くなってしまった。最後はバラバラに壊れてしまってもなお生きている。

永遠に美しくなんて生きられないとラストシーンで突きつけられている感覚。


対してなよなよ男の方は老いを受け入れそこからの人生を歩んでいく。牧師は美しい生き方だとかなんだとか多分そんなことを言ってた。記憶の中で永遠に生き続けると言ってた。


人は衰える。衰えは醜いことだろうか?

死ぬことは悪いことだろうか?

過度に抵抗することこそが醜いことではなかろうか。生まれてきた以上、必ず死ぬ。死ぬけれど、どう生きるかが重要なのではないか。外見に執着することは本当に美しく生きるということだろうか。