鼻くそポイ捨て機の映画日記

映画見ておもったこと。ネタバレします。

みた

好きにならずにいられない見た。

 

どっか寒いとこの国の話。主人公がめっちゃデブ。陰気なデブ。

陰気なデブだしなんかやや不潔感あるしでいろんな人にいじめられる。近所の人とか職場の人とかいろんな人にいじめられる。それでもスゥーーーて流してるんはマジで他人に興味ないんやなと思った。

他の人の感想とかも見るけど、お人よしとか優しいとかにはちょっと私は違和感を感じた。お人よしだとか優しい人てあんな冷めた目をするか?

私には「他人マジで興味ないし自分ですらどうでもええからもうほっといてくれや」にしか見えなかった。だからこそあの女にかける愛情とか優しい目とかが際立ってたと思う。

 

誰が陰気なデブに窓ガラス割ってまで好きな女の家に侵入して料理したり掃除したりするパッションがあったって入りの映像から思うんやろ。

入りの映像から女を好きになるまでは他人に興味のない陰気なデブだった。他人に興味のない陰気なデブになるまでいろんなことがあったんやと思う。親は依存的で束縛も激しいし言う事がキツい、周りからはいじめられるし、兄弟は結婚してガキンチョまで産んでるしで色々と劣等感を刺激され続ける人生だったと思う。

 

女を好きになって、初めて人に踏み込みたいと思ったんかなあ。鬱的になっていた女を助けたのはどこか一線を引いていた陰気なデブではなかった。そこにはちゃんと人に踏み込んで一対一の関わりを持とうとしたフーシだった。

 

女自体はわりかし最低。メンタルがばがば女。それでもタイトル通り、好きにならずにはいられない。女を好きになった理由もわからん。なんで好きになったんやろう。でもそれもタイトルで説明されてる。好きにならずにはいられない。恋愛ってそんなもんか。難しいな。